どうあがいてもイルカがもらえる!!(声に出して読みたい日本語) pic.twitter.com/pS7oDDeOcN
万能下の句だ
荒海や佐渡に横たう天の河 どうあがいてもイルカがもらえる
「どうあがいても」が様々なシチュエーションの差を力づくで吸収してイルカに繋げてくるので単にリズムが77である以上に万能下の句力が高い
やせ蛙負けるな一茶これにあり どうあがいてもイルカがもらえる
相撲大会の参加賞がイルカ!!
名月をとってくれろと泣く子かな どうあがいてもイルカがもらえる
海っぽいとか水っぽいとかの言葉が相性が良さそうな気がしたんですよ。
- 朝顔につるべ取られてもらひ水 どうあがいてもイルカがもらえる
- 石川や浜の真砂は尽きるとも どうあがいてもイルカがもらえる
ご近所に水をもらいに行ってもイルカがもらえるし、海岸を消滅させてもイルカがもらえる。まあそれなりに楽しいじゃないですか。
でも、そういうのを試しているうちにわかったんですけど、私の今の気分は全然そういうんじゃなくて、やっぱり万能下の句には上の句を台無しにしてほしい。そのためにはむしろ相性が良くない方がありがたい。
- 大の字に寝て涼しさよ淋しさよ どうあがいてもイルカがもらえる
- 秋の夜や古き書よむ南良法師 どうあがいてもイルカがもらえる
- あしびきの山鳥の尾のしだり尾の どうあがいてもイルカがもらえる
さびしいところにイルカ、静かに集中していてもイルカ、下の句から逆算したはずの上の句にも無慈悲にイルカ。イルカはすべてを解決する。