2023年に読んだ本

『砂の都』が完結して本が出たのはめちゃくちゃ嬉しかった。この漫画はあるとき連載が止まって、時間を置いてきちんと最後まで描かれて終わった(私は掲載誌を読まなくなっていて連載再開に気付かずにいたので出版情報を見てびっくりした)んですけど、なんかこう、私と関係無いところで止まってまた動いて完結して目の前に現れるっていうのがとにかく嬉しかった。この漫画を読んでいるときの感情は今でもこの体験と切り離せなくて、ちょっとプライベートすぎてまったく説明にならなくて申し訳ないんですけど、とにかく今年の1冊はこれです。

https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000376417
isbn:9784065317372
著:町田 洋

今年は『砂の都』が私にとって大きかったのと、インプットとアウトプットの配分をアウトプット(つまり「随伴と極限」カテゴリーでたびたび更新報告しているPDF)に片寄らせてあまり本を読まなかったのとで、これ1冊かなあ。まだ本になっていないものでは、イズミと竜の図鑑ですね。今のところwebで第5話まで読めます(こういう紙から1か月遅れのweb連載では「今なら全部読めます」みたいな言い方がしづらいけど、webに出た分の全部です)。